広島県産有機JAS認証米のデビュー物語!安心で安全なご飯を
みなさん、カツヤの『オーガニックライス-有機米-』は食べていただきましたか?
先日のひろしま夢ぷらざ店頭での試食販売会でも大変好評でございました!
「うちは普段から有機米よ」というヘビーユーザーのお客様(← かなりお詳しい^^)がお買い上げいただいたり「広島県産なの?いいわね!」と手にとってくださったり。予想以上にたくさんの方に足を止めていただきました。みなさん、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
広島県産の有機JAS認証米です
実はこちらのオーガニックライス、2022年産から原料が「広島県産コシヒカリ」になったのはご存知でしたか?東広島市は福富町産です。
2015年12月よりカツヤは有機JAS認証米小分け業者として有機米の取り扱いを開始しました。この間、福島県産や福井県産など日本各地の有機JAS認証米を取り扱ってきましたが、いつも心の中にあったのは、
広島県産有機JAS認証米を皆様にお届けしたい
広島県産のオーガニックライスを作りたい……!
弊社社長の打川(うつかわ)はずっとそう願っていました。
簡単じゃない!有機JAS栽培
ただ、通常の田んぼをJAS認証農場にするとなると、あらゆる面でクリアすべき壁があります。
「化学肥料や農薬を使わなければいいんでしょ。そんなにむずかしいの?」
一般のみなさんは有機米と聞くとそう思われるかもしれませんね。ところが、なんのなんの!通常の米作りと比べ、気が遠くなるような量の作業が増えるのです。
農家さん、こんなに大変になる!
自分の田んぼをJAS認証農場にして有機米を育てる場合、農家さんはこんなに大変!
1,田んぼを調べる
水源からの水が汚染されることなく利用できるか、周囲の田の影響を受けることがない場所かなど、環境条件を満たす田んぼを選定します。どこでもいいわけではないんですね。場所によっては水田までの距離を空けることやビオトープを作成することなど環境整備が必要になることも。
2,化学肥料・化学農薬に代わるものの選定
化学肥料や化学農薬の使用がもちろんできなくなるので、今まで使用していたそれらに代わる有機肥料の調査・選定をします。
3,除草、虫・病気対策
農薬を使用しないなら除草剤をまけません。さらに、虫や病気対策をどうするか。
草取り前
草取り後
夏の暑い時期はひたすら草刈り。とにかく人海戦術です……。
余談ですが、農薬を使っていない田んぼやその周りの環境には生き物がいっぱいになります。
イモリとオタマジャクシ!
子どもたちにはたまらない環境でした。
4, 有機JAS申請の資料作成
有機JASの申請・運用にはとにかく膨大な量の資料が必要です。安全な田んぼですよ、という認証は、消費者のみなさんにとって大事です。その資料の作成。
1~4までやって、ようやくスタートラインに立つことができます。
化学肥料や農薬を使わない分、その生産・管理工程はすべて人力!そしてなにより収量が減ります。農家さんが取り組むにはとっても大変なことがおわかりいただけますでしょうか。
カツヤはそこに挑みたいと想いました。
想いを同じくする農家さん現る!
カツヤが想うだけでは、広島県産有機JAS米はできません。生産する農家さんがあってこそ、初めて有機米ができます。
そんな有機JAS米への取り組みをカツヤと共に挑戦してくださる農家さんが現れました。
東広島市福富町の「橋川農園」さんです!
橋川さんご夫妻
数年来弊社とお米の取引をさせていただきながら、弊社社長打川の想い、橋川さんの若いこれからの農家としての想いをお互い聞いているうちに(これは想いの方向性が同じ方向に向かっているのかもしれない。一緒に新しい取り組みが出来るかもしれない)と感じました。
そして、2021年冬。カツヤがサポートする形でついに有機JAS栽培の取組みプロジェクトがスタートしたのです!
有機JAS栽培の取組みの1年
その日は突然やってきました。
2022年秋。稲の生育具合と天気を見ていた橋川さんからカツヤにお電話が……。
「今日、稲刈りをします!」
ついに、
1 年目の有機栽培米収穫です!
文章にするとたったこれだけです。
ですが、この1年間、橋川さんのご苦労は大変なものでした。
日々圃場の状況を確認しつつ、水の管理はもちろん、栄養状態は大丈夫か、病気や害虫の被害を受けていないか、気の抜けない日々。そして炎天下の中の終わりのない除草……。
また、農薬を使わず、肥料もいつものものとは違いました。慣行米とは違い、播種・田植・収穫の時期を少し変えてみた結果、その成長や収穫、米の出来に影響があったのか……。栽培中も収穫後もずっと頭を悩ませておられました。
すべては、広島県産有機JAS認証米を皆様にお届けしたい、というこの想いのために!
島根有機農業協会より認証がおりる
その後、島根有機農業協会に一年分の実績の報告したところ、なんと1年目にもかかわらず、
有機JAS認証がおりました!
みんな手をたたいて喜び合いました!もちろん、橋川さんと弊社打川も。
さあ、広島県産の有機JAS栽培米のデビューです!
ついに、広島県産の有機JAS栽培米がデビューしました!
さてそのお味は?
肥料の使用が制限されるため、世間一般的に「有機米は味が落ちる」というイメージがありますが、実際のところはどうだったのだろうか。
買っていただいたみなさんはおわかりですね!
とってもおいしかったでしょ!?
粒もキレイ でツヤ・風味 ・ 弾力のあるお米。
安心・安全でかつこんなにしっかり旨味があるなんて……!
試食したとき私たちもそのおいしさに感動してしまいました。同時にお米の底力を感じましたよ。
安心・安全でかつおいしい一杯をぜひどうぞ
まだ食べていないよ~!、というみなさん、ぜひ食べていただきたいです。おかずとの相性も抜群!。炊いた香りがいい意味で穀物っぽくてザ・お米感があって人気です。
余談ですが、オーガニックライスを食べた筆者の娘(7歳)が「きょう、なんかおいしい」と4杯おかわりしたのには驚きました。
どうぞ家族みなさんでお召し上がりください。お買い求めはカツヤのECサイトにて。白米と玄米を取り揃えています。お買い上げ心よりお待ちしております。
有機栽培 広島県福富町産コシヒカリ
※転換開始後1年目ですので、2023、2024年収穫分は有機JAS認証(転換期間中)となります。